日経マネー11月号が発売されていましたね。(9/21発売)
昔(2年以上前)は株雑誌なんで、チラシの落書きと一緒のレベルで馬鹿にしていたのですが、最近の日経マネー雑誌はレベルが上がっていて、参考になる文献も多いです。
私は特に、「エナフンさんの株で勝つ」「スポさんのセレクトシリーズ」、不定期で苦瓜達郎氏が出てくる話は読んでいて損はないと思います。
【本題】~PEGレシオの公式~ *成長株の指標です。他の循環株、資産株などには使用不可です。
(定義) PEGレシオ=PER(倍)÷1株の利益成長率(%)
例:PER10倍、1株利益(EPS)去年は100円、今年は115円で15%利益成長率だとすると、
10(PER)÷15(%)=0.667(PEGレシオ)
PEGレシオが、1以上が割高(なぜならPERが大きいと割高でしょう)・1以下だと割安(利益成長率が高いほうが割安でしょう)
1倍付近(0.7~1.3)が普通のぼちぼちの価格の目安だといわわています。
【実際の株の例】10%増益 PER10倍 PEGレシオ1倍
簡単には、毎年EPSが10%づつ増えていく株はPER10倍が適正な水準というわけです。
EPS10円、11円、12,1円・・・と続くとなるとPER10倍なので、株価は100円、110円、121円・・・と上がっています。(理論的には)
だから、1株利益が10%で成長している銘柄を、PER10倍で購入できれば、放置しておくだけで10%づつ株価が上がっていく計算なのです。
放置プレイで10%/年 とは何て素晴らしいのでしょう。
【実際の例2】20%増益 PER20倍 PEGレシオ1倍だと
今度は、毎年EPSが20%づつ増えていく株はPER20倍が適正な水準というわけです。
EPS10円、12円、14.4円・・・と続くとなるとPER20倍なので、株価は200円、240円、288円・・・と上がっています。(理論的には)
だから、1株利益が20%で成長している銘柄を、PER20倍で購入できれば、放置しておくだけで20%づつ株価が上がっていく計算なのです。
放置プレイで20%/年 。。。上記の例よりもさらに利益。。。濡れ手に粟とはまさにこのことです。
何もしなくても年率20%増益・・・なんて素晴らしいのでしょう。エクセレントですね(笑)
まぁ、成長株というものが、いかにすごいものかと実感はしていただけたかと存じます。
しかしながら、そこまでおいしい話はあまりないです。
そこまで理論通りにはいかず、よく屍も積みあがっています。
次回、欠点を留意点、成長株で欠かすことのできない概念を見ていきます。
~つづく~