会社の利益を「配当金」で受け取るメリット、デメリット

結論としては、多くの場合配当金で株主に還元してもらう方が得です。唯一の例外が成長株です。

それぞれのメリット(長所)、デメリット(短所)を見ていきましょう。

メリットその1

1.再投資先を自分で決められる

配当金の多い株って、成長性が無く、現状維持の会社が多いですよね。(もっと多いのは成長性もなく、配当すら出さないタイプ)

実際、投資先を変えるほどじゃないけど、追加投資する銘柄でもないなという中途半端な銘柄になった時、とりあえず判断を保留に出来ます。配当金を違う銘柄に投資すればよいわけです。

例えば高配当株でこんな銘柄はどうでしょう。

旧サイト中部鋼鈑(5461)の人 ~株式(ピーターリンチの成長株)と経済を中心に~でも紹介したように、万年高財務・高配当銘柄の6257藤商事はいかがでしょうか?

高配当銘柄 6257 藤商事

(画像はSBI証券、会社四季報6257藤商事改変より)

私自身が言うのもなんですが、結構安全な株じゃないでしょうか?配当を吸い続けるには適した株というか。。。2000万あったら、2000万円×0.0482(4.82%)×(1-0.2(配当金の税金)=77.12万円/年で、親元で暮らしていくのには問題ない金額に見えてきます。

まぁ実際は、6257藤商事はパチンコ株(パチンコ・パチスロを作成するメーカーさん)なので、国の政策(カジノを作る計画)からすると逆風なわけでありますけれども。

どれだけ財務的に安全といっても、財産の全部をこの高配当株につぎ込むのは危険すぎますね。こんな時、配当金であれば自然に別の高配当株(例えば、あおぞら銀行などなんでもよい)へ振り分けることができます。

高配当でなければ、内部留保による値上がり益を信じるしかないし、他の銘柄に徐々に分散する事が難しいです。(働いていて、定期的に入金があれば、その分を振り向けられるが、配当金収入しかないと、再投資がむづかしくなる)

初心者は特にそうですが、株の売りは、買いよりも何倍も難しいです。ましてや値下がりして損失を出しているときはなおさら難しいです(経験者は語る)

なのでじわりじわりと資金を移せる配当は事実上、(給料などの)入金投資法と同じ効果をもたらすのです。

メリットその2

配当金でもらうと気持ち的に安心できる

なんだかんだ言っても、人間は感情の生き物です。完全には感情からは逃れられないでしょう。だからこそ、定期的にもらえる配当金というのが、投資生活での精神安定剤のような効果をもたらすのです。

株価が下がってきて嬉しくなるのが私の常ですが(だって安く買えるから)、投資家の中には落ち込む人も多いようです。そんな中で配当金があるというだけでも、ホールド(株を持ち続ける事)する気持ちになることもあります。

投資はメンタルがものを言います。その時に配当金という存在が気持ちを楽にしてくれるでしょう。

デメリットその1

配当金から確実に会社の利益の20%を税金で失う

少しだけ例えるならば、安全には金がかる。生命保険、傷害保険・・・(私はすべて非推奨です)。配当金も確実にもらうための税金ということだろうか?

値上がり益(キャピタルゲイン)の税金も20%だが、こちらは売却するまで何年でも先送りできるから、ましだ。

その点、配当金は多くは半期ごとor1年1回なので、その都度税金を取られることになる。

デメリットその2

成長株の場合、成長が遅れる。(デメリットで最大の欠点)

一番の弊害が成長株の場合だ。イメージとしては、農家が来年のため必要な種もみまで一緒に出荷しようとしている感じです。確実に来年度の収穫は想定より落ちます。

種もみじいさん

(上記は北斗の拳より、チンピラが村の種もみを奪って行った場面)

こういっては何だが、成長株の値上がり益は配当金での収入とは比較にならないほど多いです。(ただし成功した場合に限る、失敗した場合は。。。)

なので、利益が成長さえしていれば、配当うんぬんで文句を言ってくる株主は少ないです。

そりゃあそうでしょね。将来の収穫を犠牲にして、その分の種もみを寄越せというのならその人は、自分の無能さを証明していることになってしまいます。(成功するか疑わしい場合、実際将来は分からないので、確実に配当という形でもらう考えも一理はあるかもしれないが。。。)

実例として3177ありがとうサービスを挙げてみるのだが、配当金を払いすぎじゃないだろうか?(下画像はSBI証券:会社四季報より)

3177 配当金 出すぎ

毎年20%ぐらい成長しているのだから、もっと成長につぎ込んでくれても良いのにと思いながら、銘柄を見ています。(私は見ているだけで持ってはいません)

みなさんは、配当金と値上がり益、どちらで繁栄を享受したいでしょうか?

(更新履歴)

11/3 文章で分かりにくい所の加筆・訂正、小タイトル強調

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