綿半ホールディングス(3199)株は多角化で業績が不安定

ピーターリンチは、多角化はダメだと言っています。ピーターリンチは単独事業(1つの会社が1種類の事業をしていること)を好みます。

実際私も持ち株の綿半ホールディングス(3199)の第2四半期決算を見てその思いを強くしました。

実際に多角化(スーパーマーケット事業と建設事業)していると、どういう風に困ったことになるのかを見ていきます。

まずは10/28付けの決算を見てみましょう。

綿半ホールディングスの業績

どう考えてもそりゃあ株価は下がりますよね。。。私も下がると思います。私の持ち株である綿半ホールディングスですが、今回暴落といっていいほどの下落を見せました。

綿半ホールディングスは大きくスーパーマーケット事業と建設事業から成る

綿半ホールディングスは大きくスーパーと建設から成り立ちます。大体売上の割合が2:1になっています。スーパーの売り上げは好況と不況の差が少なくて安定していて読みやすいのですが、建設事業がとても不安定です。

建設事業の特性だからしょうがないが、四半期決算の中で、工事が完成した月によって、売上、粗利、営業利益が大きく変わるし、そのせいで前年度比50%増、50%減になってはたまりません。でも実際よく起こりえます。

たとえ話ですが、決算期が、1月~12月の期間の株で見たとき、去年は大きな仕事(大きな建物を建てるなど)が12月に出来て、今年は何も大きな仕事が完成する予定が無く、来年1月に同様に大きな仕事が完成するとしましましょう。

そうなると、年度ごとの業績という点では大きく変わってきます。増収増益、減収減益がはっきりと仕事の完成次第で出てくるはずです。仕事の特性上やむ負えないですが、投資家の事情としたら、建設事業が順調なのか、不調なのか判断しかねます。

スーパーマーケット事業は好調でも、建設事業は足踏みに見える。実際多角化で全部の事業が良好なことは少ないです。

よって成長株投資には足を引っ張る分野があると、伸び率が落ちるのでピーターリンチも多角化を嫌いました。(もし擁護するならば、会社としては複数の事業を持つほうが保険(安心)にはなるが。。。個人投資家が株式投資で銘柄を数種類に分けるようなものです)

どこまで会社の記述を信用すれば良いのだろうか? 実際は確かめようがないという問題

3199 建設事業

(上記は10/28発表、綿半ホールディングス(3199)の第2四半期決算4、5ページ目より抜粋、改変)

建設事業とスーパーマーケット事業(小売業)、どちらが業績を予測しやすいか? また業績が順調かどうか確かめるすべがあるか?

上記の疑問を考えたときに、年度ごとの案件により大きなブレが存在する建設事業よりも、毎日日銭が安定して入ってくる小売業が、業績も安定しているのは言うまでもないです

順調かどうかは、スーパーの店舗数を見ていけば、店舗が増えていれば順調に伸びているのだなと分かります。月次の売り上げ(月ごとの売り上げのデータ)もあればなおよかったのですが、そこまではないようです。

結論としては、順調かどうか分からない。分からないことが分かった。

ソクラテスの「無知の知」ではないですが、分からない(建設事業の業績が、会社の想定通りにいくのか確かめようがない)ことが分かりました。

一つだけ救いがあるとすれば、業績予想、事業が順調かどうかは会社(銘柄)ごとに、記述パターンが一貫しています。

本当のことを記載する会社、控えめ(謙虚)に記載する会社、強気のV字回復のようなはったりの会社などいろいろです。

繰り返しますが、面白いところで会社は毎回同じパターン(本当、謙虚、強気のいずれか)で記載してくることです。

おおむね順調な企業は、毎回謙虚~本当のことを記載されるケースが多いですし、不振の企業ははったりが多いです。

綿半ホールディングスはおおむね本当のことを書いてくれるのですが、次回の決算では本当に建設事業が計画通りなのかを確かめていきましょう。

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