成長株というのは「ストーリーが描けられるかどうか?」が問題になってきます。
みなさんの持ち株は、増収増益のストーリーが描けられますか?
同業者と比べて、何が違うから(他社にはない強みで)儲かっているのか?
例えば、私の持ち株であるハンズマンはホームセンターです。ホームセンター・・・日本全国どこにでも存在する業種です。
普通の人なら、わざわざ好き好んでホームセンター(しかも九州にだけある地方のホームセンター)に投資する人はいないでしょう。株主が1482名(会社四季報秋号より)しか存在しないことからもマイナーなのでしょう。
ありきたりの業種から出てくる小型成長株(決して新発明など革新的な企業では無く)
世間一般の誤解として、株価がぐんぐん上昇していく銘柄といえば、新技術で世の中を変える発明をした企業だと思うかもしれません。
今の時代だと、電気自動車、人工知能(Artificial Intelligence; AI)といった発明をした企業が株価も上がって投資家の懐を温めるというのは大いなる間違い(勘違いも甚だしい)です。詳しくはジュレミーシーゲルの本の抜粋から次回書きます。
ここは端的に、新発明かどうかはいざ世の中に出てこないと分からない。新発明だが、非実用的で失敗した例はいくつもあります。他にも注目されすぎて企業間の競争が激しすぎます。だから儲からないと書いておきます。
ご自身の仕事に当てはめてみてください。たとえ新発明でも競争が激しいと次から次へと類似品が出てきて儲からないでしょう?
ありきたりな企業から成長ストーリーを描く
ハンズマンというホームセンターには、他のホームセンターにはない特徴があります。
それは20万アイテムといわれる巨大店舗、超いっぱいの商品(売り場)です。その分在庫、管理する手間もたくさん膨らみます。
普通の小売業で働かれている方にはわかりやすいですが、普通は在庫がかさむと、倉庫を圧迫したり資金ぶりが悪くなったり、売れない商品は早めに返品して売れるものだけを仕入れるなどして、在庫が少なくても回るように効率的な運営を行います。
よって普通は売れ筋商品(よく売れる商品)をできるだけ仕入れ、死に筋商品(あまり売れない商品)は仕入れない(在庫をしぼる)のが常識です。
しかしハンズマンは真逆の発想で、売れない商品(いわゆる死にすじ商品)を大量に仕入れることで、お客さんのマニアックなどんなニーズ(需要)にもこたえられるようにして、よって商品を購入してもらえるというサイクルを確立しています。
また、たとえ売れない商品であっても、大量の商品を並べることで、お客さんにとって見る喜び、選ぶ選択肢を広げることができます。
これだけ大量にあると、よくわからないものは「とりあえずハンズマンに行けばそろうだろう」といった感じでお客さんが来てくださるので、来客数も維持できています。
(上記はハンズマンの店内画像)
伸びる成長株は、素人目にもピンと来る何かがある!
成長株というのは、正直なところ少し難易度が高い分野です。特にそう感じる点は、アベノミクスなどの上昇局面です。
真の成長株というのは不況期でも売り上げや、営業利益を維持できるものだが、(普通の株は減収減益んびなる)、好景気だとどうでしょうか?
好景気だと普通の株も猫も杓子も増収増益になるので、成長株かどうかが見極めずらいです。だから正直好景気は投資にとってはよろしくない環境です。
そんなアベノミクスという好景気(終わりかかっているが)だからこそ、ほかの普通の株と比べて、何が成長を支えているのか?それが分かることが、不景気でふつうの株が減収で株価が沈んでいくときに、成長株として持ちこたえる糧となるのです。
関連記事:ジャパンミート(3539)[お肉屋さん]の成長ストーリーも描いてみた。
(独り言、ぼやき)
もう少し画像や図を挿入したほうが良かったかな? なんか文字ばっかりで圧迫感があるかなぁ?